開催展望

脇本雄太が連覇に邁進

第77回日本選手権競輪は、5月2日~7日の日程で、18年以来となる平塚競輪場で開催される。GⅠで最も権威がある大会に相応しく、SS班9名をはじめ全国各地から強豪が集結して覇を競う。昨年に続き、脇本雄太が連覇を達成するのか、それとも待ったをかける選手が現れるのか。Vのゆくえは果たして?


腰痛のため万全な体調での参戦は望みにくい脇本雄太だが、脚力は間違いなく輪界トップ。8割程度の調子なら大会連覇を達成できる。全日本選抜を連覇した古性優作。決勝は脇本の先行を差し切っている。最強タッグを組んでダービー初Vを睨む。近畿では18年当所ダービーの覇者・三谷竜生が復調気配にある。

地元勢の大将格は郡司浩平だ。破壊力満点の自力攻撃には定評があり、今年も成績は安定している。深谷知広も今年は早くも3Vと快調そのもの。両者は連係実績が豊富なので期待は大きい。

グランドスラマーの称号を得た新田祐大をはじめ、守澤太志佐藤慎太郎新山響平と4名のSS班を擁する北日本勢。好連係を決めれば、北日本勢が優勝をさらっても不思議ではない。